今、X(旧Twitter)やTikTokなどのSNSを中心に大流行している猫ミームをご存じでしょうか?
今回は、猫ミームとは一体何なのかと、使用されているBGM曲「チピチピチャパチャパ」の元ネタやなぜ流行しているのか、理由について調査しました。
耳に残る「チピチピチャパチャパ♪」という音楽については、ネットニュースでも取り上げられていましたよね。
この記事では、「猫ミームって何?」という疑問からその詳細までを深堀りしていきます!
猫ミームって何?
そもそも猫ミームとは一体何なのでしょうか?
X(旧Twitter)やTikTokで猫ミームが流行し始めたのは、2024年1月あたりだと言われていますので、つい最近の出来事ですね。
現在よく見かける猫ミームは、可愛らしい猫の映像やgif素材を任意の背景素材と合成し、字幕をつけ、ストーリー調にした動画のことを指します。
ストーリーの内容は、動画投稿者や動画作成者の日常や実体験が多いようです。
猫の映像素材に合わせて流れている、中毒性のある音楽にも注目が集まっていて、ネットニュースに取り上げられるほどでした。
これも、猫ミームをついつい見てしまう理由のひとつなのかもしれませんね!
また、一部ではヒカマニ(ヒカキンマニア)をもじった猫マニという呼び方をしている方もいるようで、猫の他にもヤギや犬の素材が使われている動画もあります。
最近では、米津玄師さんが登場するものもあるようですよ。
猫ミームが卑怯なの、何の前置きもなく当然のように混ざるハッピー米津玄師のせいだからな pic.twitter.com/kRwHiq9fu6
— くうろん@まだ生き返りたい (@koulom_H) January 31, 2024
1:Happy catの猫は日本にて撮影
— フジヤマちゃんねる🐥🗻🔥 (@Fuziyama4771) February 5, 2024
2:Happy米津は日本ミーム好きな韓国人が作成
3:Apple catの原曲は【日常】
間接的だけど日本のものが海外で流行ってミーム化されてるの凄いよな…#猫ミーム pic.twitter.com/qFPrWrQvxI
猫ミームってどんな意味?
続いて、猫ミームのミームという言葉の意味について調査しました。
ミームとは、もともとアメリカやイギリスなどの英語圏で流行している画像のネタのことを指す言葉で、memeと表記されます。
分かりやすいところで言う、定番ネタやテンプレネタのことですね。
また、日本におけるミームはネタ自体を指すことが多く、memeはそれらが拡散されていく様子や現象を指しているので、少し意味合いが変わるようです。
過去に流行した、メントスコーラやボトルキャップチャレンジなどもミームのひとつなんですね。
猫ミーム「チピチピチャパチャパ」の元ネタは?
さて、先ほどBGMについて中毒性のある音楽とご紹介しましたが、中でも「チピチピチャパチャパ♪」というような歌詞の歌が頭から離れないという方は多いのではないでしょうか?
これは、チリ人で女性歌手のクリステル・ロドリゲスさんがリリースした『Dubidubidu』という楽曲で、耳コピではなく本当に「チピチピチャパチャパ」という歌詞なんだそうです。
また、曲が作られた経緯について、「子供用のおもちゃの車に乗った私が、友達を招待するときの曲を作曲家にリクエストし作ってもらった、2003年のリリース曲」とのこと。
つまり、この楽曲がリリースされたのはおよそ20年前で、クリステル・ロドリゲスさんは当時なんと5歳だったそうです。
猫ミームが流行したことで再び各国でヒットし、日本ではSpotifyのバイラルジャンルで1位を獲得。
ご本人も、およそ20年経った今、日本で大流行していることに大変驚かれていました。
猫ミームに使われている曲は他にも!
早口でしゃべっているかのようなヤギに「はぁ?」と返事をする猫、「Huhcat」など、人気の素材は数多くありますが、今回は使用されている楽曲にフォーカスしてみました。
思わず口ずさみたくなるような、中毒性のある楽曲の一部をまとめてみましたのでご覧ください。
- ハッピー猫:『My Happy Song』
- 踊る猫:『Girlfriend』
- EDMで踊る猫:『Ben 10 Remixxx』
次で、その詳細についてご紹介していきます。
ハッピー猫:『My Happy Song』
子猫がバナナの着ぐるみを着ているような映像とともに流れる「はぴはぴはっぴー♪」という楽曲は『My Happy Song』というタイトルで、『Dubidubidu』に負けず劣らず人気の素材です。
東京の英会話教室「Sunper Simple」が運営する、子供向け英会話ソングのチャンネル「Super Simple Song」で4年前に公開されています。
現時点で総再生回数は1.5億回ということで、アップされているほかの動画と比較すると圧倒的な数です!
海外では「Happy Cat」と呼ばれています。
踊る猫:『Girlfriend』
緑の帽子をかぶった猫がダンスをしている映像とともに流れるのは、2007年にカナダの人気女性歌手アヴリル・ラヴィーンさんによってリリースされた『Girlfriend』です。
日本でもかなり流行した楽曲ですので、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
海外では「Cat Dances to Girlfriend」と呼ばれています。
EDMで踊る猫:『Ben 10 Remixxx』
こちらもダンスをする猫の素材に使われている『Ben 10 Remixxx』です。
カートゥーンネットワークで放送されていたアメリカのヒーローアニメ『ベン10』のオープニング曲をLê Bảoさんがリミックスしてできた楽曲なんですね。
EDMによって今風のアレンジになっていますが、「なんか聞いたことある!」または「懐かしい!」と感じる方も少なくないようでした。
海外では「Cat Dansing to EDM」と呼ばれています。
猫ミームなぜ流行っている?
今や大人気となった猫ミームですが、なぜこんなにも流行しているのでしょうか?
まずは、視聴者側の意見をご覧ください。
- 可愛い猫の素材を使用することで内容が中和されたり面白さが増したりする
- 一度聞くと頭から離れない中毒性のある音楽
- 単純に猫が可愛く癒しになる
これらが流行の大きな理由ではないでしょうか。
また、投稿者側からもこのような意見があります。
- 作り方が比較的簡単なため、誰でも動画を作成することができる
- 言いにくいことや文章では難しいことも表現しやすい
- 顔出しの必要がない
動画制作におけるメリットも多く、視聴者側からの需要も多いんですね!
元々は海外のインスタグラムから始まった
先ほどは、ミームとmemeという言葉の意味についてお話ししました。
実は猫ミーム自体、海外の方々が似た動画をインスタグラムに投稿したことから始まったと言われています。
時期にすると2023年の夏ごろからとされていて、happy catやbanana catというハッシュタグとともに投稿されていたようです。
また、TikTokには2023年の時点で、架空のストーリーで制作されたhappy cat seriesという字幕なし動画がアップされていたという情報もありました。
まとめ
▷ 猫ミームとは猫の映像素材を使用して作成されたストーリー性のある動画
▷ 「チピチピチャパチャパ」の元ネタは、チリ人で女性歌手のクリステル・ロドリゲスさんがリリースした楽曲
▷ 日常の出来事が、中毒性のある映像素材と音楽によって面白い動画に仕上がっていることで流行
可愛らしい猫の映像素材を使うことで、さらに面白いストーリーに感じてしまいますよね。
YouTubeなどには元素材や音楽がアップされているため、すっかりハマってしまいそうです!